【終了しました】11月18日(土)、第157回からつ塾「万物の根源と宇宙の成り立ち」

講師:兼村晋哉(大阪大学大学院理学研究科物理学専攻 教授)
講師プロフィール: 1966年兵庫県出身 1995年 大阪大学大学院理学研究科修了(理学博士)。大阪大学大学院理学研究科物理学専攻 教授(東京大学素粒子物理国際センター客員教授、マドリード大学理論物理学研究所客員教授)。専門は素粒子論(特に素粒子現象論、素粒子論的宇宙論)。素粒子標準理論における質量起源を担うヒッグス粒子と対称性の自発的破れの物理に対する真の理解が標準理論を超える新物理に繋がる鍵になるという立場で、物質反物質の非対称性の謎や暗黒物質などに関する理論的研究を活発におこなっている。趣味は読書、山歩き、ドライブなど。

講義概要:素粒子の標準理論はゲージ原理と電弱対称性の自発的破れの2つの柱からできています。2012年のヒッグス粒子発見により、標準理論で予言されていた全ての素粒子の存在が確認されました。また、加速器実験で測られた素粒子の相互作用の強さは、これまでのところ実験誤差の範囲内で理論と一致しており、標準理論は大きな成功をおさめています。その一方で、暗黒物質問題や物質・反物質非対称性問題等、標準理論では説明できない現象も知られており、これらを説明する新しい理論を構築することが現代の素粒子物理学の大きな目標になっています。
本講演では、対称性の自発的破れを担うヒッグス粒子と初期宇宙の真空構造の謎について解説し、将来の加速器や重力波等の各種実験で対称性の自発的破れの物理を解明することを通じて、物質・反物質非対称性問題をはじめとする未解決の物理現象に迫るという話をします。

日時:令和5年11月18日(土) 15:00~17:00
会場:唐津ビジネスカレッジ (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費:1,000円(学生500円、中学生以下無料)