4月18日(土)、第177回からつ塾「庄屋文書にみる、唐津藩のキリシタン政策」
講師:山田洋氏(松浦史談会会長)
講師プロフィール:昭和11年佐賀市生まれ。長年にわたり松浦史談会事務局長を務め、平成29年より松浦史談会会長に就任。唐津藩内の庄屋文書を始めとする近世文書の研究を行う。
講義概要: 16世紀半ばのザビエル来日以降、九州各地ではキリシタン大名のもとで信仰が定着したが、秀吉の天下統一以降は弾圧の対象となり、江戸幕府において禁教体制が確立される。唐津でも慶安期以降、毎年、宗旨奉行の下役が庄屋宅で家族を集めて血判改めを行われ、続いて家主による大判改め、さらに代官立会いのもとでの人別改めが実施された。こうして作成された宗門改帳と人別改帳は藩に提出され、村単位でキリシタンの有無が厳しく監視された。
また、馬渡島では、大村領黒崎村から弾圧を逃れた一家が密かに移住し、寺替証文によって檀那関係を整えながら生活していた。表向きは仏式で葬儀を行い、夜になると密かにキリスト教の儀礼を行うなど、二重の信仰生活を送っていたと伝えられる。波戸岬での踏み絵を経ながらも信仰は続き、明治6年に禁制が解かれると教会を建てて信仰を公然と再開した。
今回の講義ではキリスト教の伝来から、信長・秀吉・家康による対応の変化と禁教令の成立までの流れを整理したうえで、唐津に残る庄屋文書や寺請証文などの一次史料をてがかりとして、禁教政策がどのように村落社会で運用され、庶民がそれにどう向き合ったかを明らかにする。
日時: 令和8年4月18日(土) 15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)



