3月15日(土)、第167回からつ塾「日本歌曲の歴史~西洋音楽との出会い」
講師:河野克典氏(声楽家)
講師プロフィール:東京藝術大学大学院修了後、ドイツ政府給費留学生として渡独。その後ウィーン国立歌劇場の研究員となる。ジュネーヴ音楽コンクール、ヘルトゲンボシュ国際声楽コンクールなどで入賞。欧米でのリサイタル、オペラ、オーケストラ、宗教曲の公演をはじめ、NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ等の国内のオーケストラや新国立劇場の公演にソリストとして出演。小澤征爾、大野和士、広上淳一、K・マズア、K・ナガノ、G・ベルティーニ、E・インバルといった著名指揮者と共演。リサイタル「ヴォルフの世界」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。東京藝術大学等で後進の指導、横浜国立大学名誉教授、「山口ふるさと大使」を務める。
講義概要: 第1部 日本では明治時代初期に、教育、そして国民の意識発展高揚のために、音楽が、特に西洋音楽が教育に取り入れられました。現代の「学習指導要領」では音楽の授業で感性と表現力を育てることを目的にうたっています。これまでの発展過程で多くの日本人作曲家たちは、日本人としての純粋な音楽を求めてきました。その過程を音楽と日本語という関係から話を進めます。
第2部 我々、現代の人にとって歌う行為は学校での授業やカラオケなど様々なところに存在し、声を出して歌っています。では「発声」とはなんでしょうか?「西洋発声とは?」と題して、声を出して歌う行為について、声の出し方について考え、実技の講座として、皆様とご一緒に声の出し方を探っていきます。もちろん目的は「より気持ちよく声が出せるよう」にです。そしてその延長上には喋り方の練習、言葉の表現方法と繋がっていき、皆さんが人前で喋るとき「話し方」のテクニックにも利用できます。発声の実技練習を含めて進めていく予定です。
日時: 令和7年3月15日 15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)