【次回開催予定】10月1日(土) 15:00~17:00、第149回からつ塾「シルクロードに住む人々 ~中国新疆のウイグル族等について~」

講師:中田 稔(なかた みのる)氏(九州大学名誉教授・元九州シルクロード協会会長)
講師プロフィール:東京医科歯科大学と九州大学で歯学を教えました。とくに遺伝学の手法を用いて、家族内の歯の形や顔の形の類似度を調べ、遺伝的要因の解明を進めました。その間、アフリカやアジア諸国の現地調査を行い、口の中からみる人類学についても研究しました。九州大学による中国新疆ウイグル自治区の総合調査においては、大学間国際交流の締結や現地での総合調査の道を開き、九州シルクロード協会の立ち上げと会長を務め、研修会などを実施してきました。瑞宝中綬賞受賞(1998)。関連著書、「ウイグル~その人々と文化」(朝日選書、1991)、「シルクロード 文明交流の過去・現在・未来」(アイネック学術出版、1993)。

講義概要:中国新疆ウイグル自治区は、中国の西北部に位置し、4~5000メートルの山脈にはさまれた巨大なタクラマカン砂漠や、その山際を通るシルクロードは古代より東西の人とモノと文化が交流する重要な役割を果たしています。1980年代の半ば、ウイグル自治区政府の要請により九州大学の現地学術調査が始まりました。演者はこの地において、シルクロード沿いに居住するウイグル族をはじめとする様々な民族の生活を見聞し、またその人々の成立が、まさに東と西の人類集団の交流によって成立していることを、口の中のいくつかの人類学的指標を用いて明らかにしました。最近は遺伝学の分野における遺伝子調査が、人類の進化や人種の形成を明らかにするうえで、極めて有効であることが認められております。本講義では、遺伝子の調査がどのように人類学で応用されているか、また、先述したシルクロード沿いの人々が東アジア人とヨーロッパ系の人々との混交により成立していることもご紹介してみたいと考えております。特にウイグル族には東西の遺伝子が混合されているために、彼らがアジア人なのかヨーロッパ人なのか、その出自と伝統文化の独自性が、中国では政治問題化しているホットな話題についても触れたいと思います。

日時: 令和4年10月1日(土)  15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ  (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1000円(学生500円、中学生以下無料)

■参加上の注意
参加者はマスクの着用、当日の健康管理など、感染症拡大防止の対策をお願いいたします。
また、万が一、参加者の感染が確認された場合に備えて、入場時に連絡先情報のご提供をお願いしています。予めご了承ください。