7月18日(土)、第180回からつ塾「室町幕府と現代」
講師:亀田俊和(かめだ・としたか)氏(台湾致理科技大学応用日語系兼任助理教授)
講師プロフィール:1973年、秋田県生まれ。97年に京都大学文学部史学科国史学専攻卒。2003年同大学大学院文学研究科博士後期課程(日本史学)、06年同大博士(文学)取得。日本学術振興会特別研究員、京都大学文学部非常勤講師、国立台湾大学日本語文学系助理教授などを経て、現任と立教大学文学部非常勤講師などを務める。主な著書に『室町幕府管領施行システムの研究』(思文閣出版2013)、『南朝の真実―忠臣という幻想―』(吉川弘文館2014)、『高師直―室町新秩序の創造者―』(吉川弘文館2015)、『―室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い―』(中央公論新社2017)、『南北朝期室町幕府をめぐる諸問題』(国立台湾大学出版センター2022)、『太平記(上・下)』(現代語訳、光文社2023)。
講義概要: 室町幕府は、14世紀から16世紀にかけて存在した足利氏の武家政権である。後醍醐天皇の建武政権が打ち立てた南朝に対抗するために北朝を擁立し、日本史上ほぼ唯一の皇統の分裂と約60年間の長期間に及ぶ南北朝の内乱時代をもたらした。南北朝合一後は不安定ながらも全国政権として確立し、トータルでおよそ240年間存続した。
この時代は政治・経済・社会のあらゆる分野が大変動を起こし、現代の日本社会の基礎を形成した時代として重要視されている。また、南北両朝の分裂が近世・近代の政治思想や現実の政治に及ぼした影響も甚大なものがある。
本講義では、室町幕府の確立過程である南北朝時代の概要を紹介し、併せて先行の鎌倉幕府との類似点や相違点、後続の江戸幕府が室町幕府から受け継いだものは何かといった問題を考察する。また、草創期の室町幕府で勃発した初代将軍足利尊氏と弟直義の抗争いわゆる観応の擾乱がこの政権にもたらした意義と、この乱が及ぼしたその後の室町幕府への影響についてもお話ししたい。
日時: 令和8年7月18日(土) 15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)


