9月21日(土)、第171回からつ塾「AIと人間のいまとこれからを探る〜医療・福祉支援研究の視点から〜」
講師:宮内翔子氏(九州大学大学院システム情報科学研究院助教)
講師プロフィール:鹿児島県生まれ。2018年に九州大学大学院システム情報科学府博士後期課程を修了および博士(工学)を取得。九州大学大学院システム情報科学研究院助教。医療や福祉分野における支援システム構築に関わる研究に従事。
講義概要:すっかり身近な言葉となった“AI(人工知能)”ですが、実際にはどのような技術なのか、あまり知られていないかもしれません。AIと聞くと、ChatGPTのような会話型AIや、画像生成AIなど、高度で複雑な技術を思い浮かべる方も多いでしょう。こうした応用も、基本原理をたどってみると、思いのほかシンプルな仕組みの組み合わせであることが分かります。
本講義では、AIの基本的なしくみをかみ砕いてご紹介するとともに、私自身がこれまでに取り組んできた、医療や福祉の分野におけるAIを活用した研究事例をご紹介します。たとえば、医用画像や血圧、遺伝情報などを含む多様な患者データをもとに、疾患の可能性を予測する診断支援システムや、スマートフォンだけで育児動作中の姿勢を検出・解析し、より快適な姿勢へとガイドする育児姿勢支援システムなどです。
こうした話題を通して、「AIとは一体何なのか?」「AIと人間の関係は今後どう変わっていくのか?」といった問いを、皆さんと一緒に考える時間にできればと思います。
日時: 令和7年9月20日(土) 15:00~17:00
会場: 唐津ビジネスカレッジ (JR東唐津駅北側、徒歩1分)
参加費 : 1,000円(学生500円、中学生以下無料)
