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第99回講義「正保の黒船焼討事件の謎」

  • 開催日時:平成26年6月16日(月)15時〜17時
  • 開催場所:虹の松原ホテル(JR東唐津駅タクシー5分、徒歩20分)
  • 参加費:1,000円(大学生以下500円)

講義要旨

むかし唐津城の本丸に1門の大砲が、砲身を高島の方に向けて据えられていたのをご存知の方も多いと思います。
今は天守閣の1階展示室で見ることが出来ます。
この大砲は江戸時代に唐津沖を通る異国船を、時の城主寺沢兵庫頭堅高が黒田藩と協力して焼草船を使い海底に沈め、その時に引き上げた異国船の大砲だと伝えられて来ました。
また、唐津に残る江戸期の古文書にこの「黒船焼討」を記したものがあり、沈没した異国船から引き上げた8門の大砲は唐津城の腰曲輪に置かれた事などが記されています。
しかし全体としてこの文書は、記述に誇張が多く史実とはほど遠い海神や龍神が現れたり、出陣している寺沢藩士の中には、7年前の天草・島原の乱で戦死している人物がいるなどしてフィクションではないかと思われる箇所が多くあります。

今回は公民館の古文書講座で解読した「黒船焼討記」の内容を紹介しながら、正保元年(1644)年唐津領高島沖で起きたとされる黒船焼討事件の謎に迫ってみたいと思います。

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第88回講義「江戸の離縁状『三くだり半』を読む」(2013.1.27)
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