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「日中関係を大局的に見る」

  • 開催日時:平成25年7月29日(月)午後7時〜午後9時
  • 開催場所:虹の松原ホテル(JR東唐津駅タクシー5分・徒歩20分)
  • 参加費:2,000円(大学生以下1,000円)

講義要旨

従来、日本近代の歴史を語る際に、往々にして以下の二つの傾向に偏ることが多い。

一つは、古代の交流史と対比して、近代の抗争史を強調し、両者の間の豊穣な文化交流を顧みることなく、まったくその西洋近代受容において支え合ってきた歴史事実を無視しているもの、もう一つは、いわゆる国民国家という枠組みの中で成立したナショナリズムに由来する一国主義に基づき、極度に周辺との文化関係を軽視し、あたかも単独ですべての国造りを成し遂げたかのようなものである。

ところが、多くの古代、近代の史実が示しているように、純粋の一国文化がそもそも神話に過ぎず、われわれはつねに他者との関係の中で「自分」、そして「自分」の文化を形作ってきたのであり、近代日本、中国にとって、この他者は、むろんまず西洋という存在になるが、ともにその受容の道程を歩んだもう一つの他者ー相互の相手国も当然無視できないはずである。

以上に鑑み、本講演では、いわば在来の抗争史観、一国主義史観、文化相互不理解論などの弊害を修正し、過去の近代東アジア文化圏、文化共同体の存在を振り返りながら、その経験と教訓を未来にむけていかに生かすべきかについて検討し、皆さまとともにその可能性を探ってみたい。

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