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「いま日本で生きること──『はやぶさ』からのメッセージ」

講義要旨

3月11日の東日本大震災を受けて、私たちの国は新しい時代に突入したと言えるでしょう。
いま日本のどこへ行っても、これからの日本をどうするのか、議論が沸騰しています。
私もそうでしたが、若い時代に自分の生き方を決めるのは、「いま自分はどういう時代に生きているのか」という認識でしょう。
それをまず皆さんと共有したいものです。
これからの難しい課題を立派に乗り越えていくために「宇宙という視座」は欠かせないと思っています。
それは「着眼大局・着手小局」という言葉に象徴されています。

こうした基本的な問題意識を持ちながら、私は「はやぶさ」の物語のあらましをご紹介します。
とりわけその度重なるピンチの時に、「はやぶさ」チームがどのようにそれを受け止め、いかなる力でそこから脱出して行ったかの軌跡を語りたいと思います。
これから私たちが生きていく道にはさまざまな山や谷があるでしょう。
ささやかな「はやぶさからのメッセージ」を、その山や谷を走破するために活かしていただけるように料理しながら、お伝えしたいと思います。

かつて私たちの国は、流入する外国の文化を受け取りながら、それを巧みに融合させながら、この国独特の文化を築いてきました。
しかしそれを世界に発信することについては、あまり長けていたとは言えないようです。
それが20世紀に一気に世界の舞台に躍り出て、100年かかって見事な成果をあげ、そして世界から頂戴した愛称が“Economic Animal”でしたね。
私たちが秘かに誇って来たはずの「日本人の心」については、あまり世界の人々の関心が寄せられたとは言えなかったのですね。

それがこのたびの大震災で「日本人の礼節の心と精神の高さ」が注目を浴び絶賛されています。
こうした情勢が、いまの日本に住む若い人たちのめざすべき方向を教えてくれているのではないでしょうか。
私たちの国はいま史上初めて、世界にこの国の人々の心をこめて「発信する時代」を迎えているのです。
その意味で「新しい日本人」が登場する時が到来したのだと感じています。
この国の心をこの星の心に──みなさんと語り合うのを楽しみにしています。

講義風景


的川泰宣先生「はやぶさ」の講演会

的川泰宣先生「はやぶさ」の講演会2

的川泰宣先生「はやぶさ」の講演会3


的川泰宣先生と質疑応答

的川泰宣先生と昼食会

的川泰宣先生と昼食会2


的川泰宣先生、土平窯にてお茶を一服

的川泰宣先生を囲んで懇親会

的川泰宣先生と山口大志カメラマンを囲んで記念撮影

プリンタ用画面
カテゴリートップ
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