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「系統樹で生き物をまとめるー生物分類学入門ー」

  • 開催日時:平成21年7月27日(月)午後7時〜午後9時
  • 開催場所:唐津ビジネスカレッジ(JR東唐津駅前)
  • 参加費:2,000円(大学生以下1,000円)

講義要旨

私たちは常に外界の物事を「分類」し,利用しています。
例えばスーパーに行けば,様々な食品が,精肉,鮮魚,野菜などに「分類」されていて,「鮭の切り身」を買おうと思えば,それは「鮮魚」というグループの中から,効率よく見つけ出すことが出来ます。
全ての物が何の秩序もなく置かれたスーパーで買い物する様子を想像していただければ,「分類」の必要性を実感していただけるでしょう。

身の回りの多くの生き物たちも,生物分類学者によって分類されています。
生物の分類も,多種多様な生き物を整理し,それらについての情報を効率的に利用する上で役立ちます。
皆さんが「オオイチモンジ」という生き物を見たことがなくても,それが「チョウに分類される」ことさえ分かれば,オオイチモンジについて,例えば鱗粉に覆われた4枚の幅広い翅で飛び,コイル状に巻かれた口で花の蜜を吸う虫だ,と言ったことを知ることが出来ます。

一方で生物分類学は生物学(科学)の一分野です。
生物の分類が科学的研究の成果である以上,単に便利というだけではなく,客観的な証拠に基づく,「正しい分類」の判断基準が必要です。
鮮魚コーナーには,魚の他にもアサリやワカメなども並んでいます。
調理方法が違えば,同じ鮭が,鮮魚,缶詰,総菜と言った別々のコーナーに陳列されます。
これらは日常生活において「便利な」分類ですが,生物学的に「正しい」分類とは言えません。
そして生物分類学において,分類の良し悪しの判断に用いられるのが,進化の道筋(系統)を正しく反映しているかどうか,という基準です。

今回の講義では,生物の進化と言う過去の現象をどのようにして解きほぐすことが出来るのか?
そして明らかとなった進化の道筋に基づき,生き物たちをどのように分類するのか?
と言ったことをお話ししながら,生物分類学という研究分野についてご紹介します。

講義風景


吉澤和徳先生と塾生の質疑応答の様子

吉澤和徳先生講義「系統樹で生き物をまとめるー生物分類学入門ー」

吉澤和徳先生を囲んで矢沢みゆきさん、長嶋昭憲さん等塾生と懇親会

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