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「感性をみがく…コラムを書くということ」

  • 開催日時:平成20年9月22日(月)午後7時〜午後9時
  • 開催場所:唐津ビジネスカレッジ(JR東唐津駅前)
  • 参加費:2,000円(大学生以下1,000円)

講義要旨

人前で話したり、ものを書いたりするのは誰でも苦痛である。
中には「大好き」という人がいるかもしれないが、普通はできたら避けたいものだ。

机の引き出しから「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深い内容を面白く」というメモが出てきた。
何かから引いて書き留めていたのだろうが、出典が分からないからご容赦願いたい。
メモには「難しい事を難しく話す(書く)のは普通」「やさしい事をわざわざ難しく表現するのは愚か」「本当の利口は難しいことをやさしく話す(書く)」とあった。

世界人物逸話大事典(角川書店)によると、このことを自ら実践し、周囲にも説いていた人物が慶應義塾の創設者である福澤諭吉(一八三四―一九〇一年)のようだ。
幕末から明治期に活躍した思想家で教育者。
『語り手としての福澤諭吉―言葉を武器とし』(松崎欣一著)があるように傑出した雄弁家だった。

福澤は「あらゆる社会問題に関心を持って、自分なりの解決法を考え出せ。
考えがまとまったら、それを紙に書いてみろ」「しかし、書く文章は、きのう地方から出てきたお手伝いさんが理解できるものでなくてはいかん。お手伝いさんに読ませて?分かりました?と言われたら、今度はそれを暗記しろ」。
そして「暗記したら街に出て演説しろ。そうしたら人が耳を傾けてくれる」。
なるほど。人前で話したり、書いたりすることに対する苦手意識や敬遠は、ことさらに難しい表現を考えてしまうことからきているかもしれない。
難しい表現の方が何となく格調高い―といった勘違いと言ってもいい。

とにかく自分の言葉でやさしく、平易に。
これが「話すこと」と「書くこと」の基礎基本のようである。(賢)

講義風景


冨吉賢太郎先生講義「感性をみがく」

冨吉賢太郎先生講義「感性をみがく」2

冨吉賢太郎先生を囲んで懇親会

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