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第88回講義「江戸の離縁状『三くだり半』を読む」(2013.1.27)

講義要旨

江戸時代の離婚といえば、すぐに「三くだり半」が思い起こされる。
三行半に書かれたので三行り半(三下り半)と呼ばれた離縁状は、必ず夫から妻に渡されたので、江戸時代は、夫が自分の意のままに、理由も問わず一方的に妻を離婚でき、妻は無抵抗に何も言わず、離縁状を持って泣く泣く実家に戻って行ったというイメージが強い。

しかし、今に残る「三下り半」を読むと、必ずしも夫の専権的な「追い出し離婚」ばかりではなく、なかには妻が強く請求して夫に書かせた離縁状や、女から差しだされた縁切り証文などがある。

これらを見ると、したたかに生きた江戸の女性たちの姿が浮かび上がってくる。
「三くだり半」は、男尊女卑と云われた江戸時代のイメージを大きく変えると云っても過言ではなさそうである。

講義風景


山田洋先生講義「江戸の離縁状『三くだり半』を読む」

山田洋先生講義の様子

山田洋先生講義の様子2


山田洋先生講義の様子3

山田洋先生講義の様子4

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