はじめてのブログ

アメリカのシカゴという町はWindy Cityと呼ばれ、風が強くて寒いのが特徴です。唐津はシカゴとは似ていませんが、Windy Cityには違いありません。その分、大気の汚染がどこかへ飛んで行ってしまうのなら、これもまたよしとしたいところです。

ときに、最近目にした一文が気に入りました。「科学によって人間の思考や感情を説明できるようになる日は来るだろう。しかし、それは科学が思考や人間の代用品になるということではない。ただ、意味のある説明ができるようになるということなのだ。」考えても見れば、「説明ができるようになると、何がよいのでしょうか」?人間は説明に納得できると、頭がすっきりし、気分もすっきりする動物のようです。ですので、小さい子供の疑問にはきちんと答える必要があり、同時にその答えがすべてではないことも、子供に悟らせる必要があるのです。

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はじめてのブログ への2件のコメント

  1. ぎんやんま より:

    投稿された文章に対するコメントではありませんが・・・。

    世界の現象や原理を人間が思考して体系化したものが科学だと思うのですが、その科学が人間を解明するようになるのも、そう遠い未来のことではないかも知れません。

    ロボットや人工頭脳がどこまで人間に取って代われるのか興味あるところですが、これまでの文明の加速度的な発展を考えると、近い将来、人間のコントロールがきかなくなって、逆に人間が支配されるようになるのも、けっしてSFの世界の話ではないように思います。

    先日電王戦とかでプロの棋士がコンピュータに負けて話題になりました。今や戦争もロボットにやらせる時代になりました。
    すでにロボットが人間に取って代われれるか否かは技術の問題に過ぎなくなり、下手をすると悪魔のような奇形ロボットが出来てしまうおそれがあります。

    人間そのものの理解がいまだ不十分なままで、その人間に取って代わるものを作ることは危険だと言うのは杞憂に過ぎないでしょうか。

    そのためにも、先生が着手された総合的な脳科学の研究は急がねばならないように思います。

    • からつ塾 大嶋 仁 より:

      ぎんやんまさんのコメントは嬉しい限りです。
      実は私もつい先日大学の授業で「ロボットは人間の脳に替われるか」という問いを立てましたら、大半の学生はあり得ないと答え、もしあり得たら自殺したくなると言う学生までありました。人間の脳はつねに経験によって新しい回路がつくられ、それは死ぬまで止まらないそうです(=可塑性)。それゆえに、「世界に二つとして同じ脳はない」という美しい原理も引き出されています。ノーベル生理学賞のジェラルド・エデルマン博士は、人工頭脳は同じものを2台つくることができるが、脳はそうはいかない、人間の脳の可塑性は機械には無理だと結論しています。すなわち、一定の認知能力のあるロボット、たとえば命令に対してこちらが望むように作動するロボットは製造できても、機嫌が悪くなると失敗したりするようなロボットはあり得ない、言語以外のコミュニケーション、顔の表情とか身体から発せられる信号だとかの読解能力をもつロボットを作ることもできないというのです。人間より一面で能力の高いロボットはたしかに製造可能でしょうから、それを利用していろいろのことが出来るに違いありません。しかし、ロボットが生物になることはないと博士は結論しています。私には常識にかなった健全な論のように思えます。
      また、脳科学者がまだ全然手を付けていない分野として対人関係の脳に与える影響があります。社会環境の生命体への影響、脳への影響はこれからの課題でしょうが、これもまた非常に複雑で、ロボットには及びもつかないのではないでしょうか。恋愛状態の脳がどうなっているのか、通俗的な科学雑誌にはそうした記事が見つかりますが、まだ全然わかっていない分野です。
      エデルマン博士と共同で研究してきたイタリアの脳科学者にトノーニという人がいますが、彼などは脳科学を深く研究すればするほど不可思議なことが増えていく、最終的に物理学と化学とで説明のつくはずの世界に突如として空洞が出現し、説明がつかなくなると言っています。その不可思議を彼はしぶしぶながら「魂」と呼びたくなるとさえ言っています。そもそも、科学は脳の働きによって成り立っているので、一部によって全体を把握することの困難があるようです。一部を知って全体を推測するとき用いられるのは直観であり、直観を用いるとき一種の神秘に科学者も直面するのでしょうか。もしかすると昔から神と呼ばれてきたものも、脳のことなのかも知れません。

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